地盤改良工事の工法紹介
地盤改良工事は、地盤のもつ特性や状況に応じて適した工法があります。こちらでは、各工法についてご紹介します。
※ 当社は高圧工法に関しましてはコンサル業務のみ行っております。
通常地盤における工法
高圧噴射攪拌工法
超高圧の液体を噴射して地盤をゆるめ、セメントを注入して固化させる工法です。切削可能な地盤であれば、土質の性状に関係なく良質の改良体を造成できます。高圧噴射攪拌工法は、口径の大きさなどの違いによってさらにいくつかの工法に分かれます。
CCP工法
地中にCCP(硬化剤)を噴射し、回転、引き上げることにより、地中に柱状の固結体を造成する工法です。
コンパクトな設備で、なおかつ作業も容易とあって、狭い場所や小規模な掘削工事に向いています。
JSG工法
CCP工法よりも大きいサイズのパイル状固結体を造成する工法。
二重管ロッドのノズルからセメント系硬化剤と圧縮空気を同時に噴射することで、φ2,000mmのパイル状固結体ができます。
CJG工法
三重管ロッドのノズルから超高圧水と圧縮空気を同時噴射。
地盤を切除しつつ、さらに下部のノズルからセメント系硬化剤を噴射します。φ2,000mmのパイル状固結体を造成でき、硬質地盤にも対応します。
RJP工法
JSGやCJG工法よりも大きいパイル状固結体を造成するための工法です。
三重管ロッドと上下2カ所のノズルからセメント系硬化剤を噴射します。
ロッドの回転角度を自在に調整することができ、扇型の改良体が造成可能です。
軟弱地盤における工法
表面処理工法
セメントと土を混ぜ合わせたものを軟弱な地盤の表面に浸透させて固める工法です。
深層処理工法
良好な地盤が深い部分にしかない場合に、良好な地盤まで、鋼またはセメントなどにより固める工法。